2019年06月17日

かごっまと男尊女卑

16日は父の日でしたね。
私も亡き父の事をあれこれ思い出しておりました。

鹿児島は九州でも特に男尊女卑が激しい県だとされています。
男女の給料格差が凄いんですよ。
今は全国的な意識改革が入ってきて、ちょっぴり改善された気はしますが、
それでもまだまだ全国平均には届かない。
2017年の平均年収が男性438万、女性310万です。
凄い開きですね、残念なお話です。
ちなみに平均年収ランキングでは47県中42位。
鹿児島どんだけ貧乏なのー。

で、男尊女卑の話。
薩摩は閉ざされた武家社会で、男性の権力がとても強いお国柄でした。
確か女性の大学進学率がとても低い県だと聞いた事があります。
うちの父なども母に傅れていましたよ。
流石に三歩下がって歩いてはいなかったけど、前を歩く事も無かったと思う。
食事の時も必ず上座に座ってね。
父の夕食は+オカズ1品+晩酌のツマミが付けられていました。
父が箸を付けるまで、子供はいただきますが言えなかったのです。
もちろんお風呂は一番風呂。
特にうちの父は喋らない人だったので、私には子供の頃楽しく父娘で
お喋りした記憶があまりありません。
今ではそんな家庭は骨董品でしょうね。

鹿児島が男尊女卑の国なのは間違いないです。
住んでる人間がしょっちゅう言ってますもん。
ですがここにちょっとした落とし穴がありました。
男性の地位、特に家長のは確かに高い……のですが、
実は母権というものがその上をいく国なのですね。
どんだけ威張った紳士でも、そのカアチャンには逆らえないのです(笑)
特に家内の執務は女性が取り仕切っておりました。
結婚式や葬式とか、力仕事は男性がやるにしても、それ以外は
「細かい事に男は口を出すな」と言われていたもんです。
私の嫁ぎ先など、私の姑の姑が内を取り仕切っていたくらいです。
いや~男性はひ弱ですが、女性はDNAが頑丈なせいか長生きですからね。
昔風の言い方をすると「刀自(とじ)」様です。
家長のおじさんも、この方達には頭があがらなかったご様子。
どこの世界でも「母は強し」だと思うのですが、男は偉いと持て囃されながら
実は尻に敷かれていたのが鹿児島風なんじゃないかな。

鹿児島の女性って強いんですよ。
男性を立てながらも実際は手綱を取っているのが多いと思う。
港町だと特に、男衆が長い航海に出てしまうと、女衆がその代わりをやらねば
ならなかったですからね。
私の母も父の言う事を「はいはい」と従順に聞きながら、
いつの間にか思い通りに事を運ばせていたような気がします。
いまだかって本心を聞いた事はありませんが。






posted by にょん at 21:33| Comment(0) | 薩摩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ライダンハン問題、ブーメランに吃驚

カイカイ様のところに面白い記事がありました。
ネイバーの記事ですね。

「米国のイラン攻撃説に、信じられないとする日本…内心は?」


「日本政府がイランを名指しした米国発表に疑問を提起し、
具体的な証拠を提示してほしいと米国に要請した」
      (略)
米国と緊密な協力と確実な共助を誇示してきたこれまでの安倍内閣の姿と
はまったく異なります。
このような報道の背景には、イラン訪問中、イランが日本関連タンカーを
攻撃したことが事実であると明らかになれば、安倍首相が日本国内で、
外交の失敗に対する激しい批判に直面せざるを得ない状況があると考えられます。
(引用ここまで)

それに対する韓国人のコメント↓
2. 韓国人
安倍がいくら大げさに振る舞っても、消耗品に過ぎない
トランプは、昔も今も、即興的な人物ではなく、非常に一貫した思考を持った
リーダーシップのある人物である
真珠湾攻撃をした戦犯国を絶対に信じていない
自ら頭を下げる安倍を利用するだけ
共感:164|非共感:16

う~ん……馬鹿?
内心も何も、客観的に見て疑問が多すぎるから証拠を出せと言ってるだけなんだけど?
普通に考えたら分かりそうなものだけどなー。
にほんはどっちにしたって中立的立場を守るだけ。
必要なのは納得させられるだけの証拠!
にほん人は感情だけで物事を決めたりしないのよ。
第一これを「外交失敗」だと騒いでいるのは某方面の人達だけだし。
そもそも安倍さんは、トランプさんとイラン側から請われて行ったわけよ。
どこかの国の人達が言うように、しゃしゃり出たワケじゃないからね。
「激しい批判に直面せざるを得ない状況」って何だw
韓国側の切ない願望ですか?
普通のにほん国民は「どうなるのー?」って不安に思ってるだけだよ。
安倍さんのせいだなんて誰も思ってない。
「真珠湾攻撃をした戦犯国」ねぇ……
アメリカがそれ言ったら、凄いブーメランになるんじゃないの?(笑)
というか世界中の国の軍部にブーメランが刺さりまくると思うねw
彼等は取りあえず安倍さん憎しで喚ければ、現実はどうでもいいんだなぁ……
それがよくわかる記事でしたw

ところでブーメランといえば韓国政府がライダンハン問題訴訟について
「時効」だとか言い出したみたいですねー。
韓国のネットでは「なぜそんな訴訟を(ベトナムは)起すのか」と不満たらたらで、
「すでに謝罪済み」「ベトナム側が謝罪しなくていいと言ったのだから、
韓国側から謝罪の必要はない」という意見もありました。
……ほほう。
しかしにほんとの問題に関してだけは「時効はない」と?
なんという二枚舌民族。
ブーメラン過ぎて吃驚するわ。
そういえばどこかで見たにほん側のコメだったけど
「にほんの惨殺は悪い惨殺、韓国の惨殺は良い惨殺」だったかな?
まさしく、これ。
あの国に「客観的な正義」とか「普遍的な正義」とかあるのかな?
「自分の為の正義」しかない気がする。
自分<達>じゃないよ?
益が無かったら「他人の正義なんて糞くらえ」らしいから。
流石の詐欺師大国、にほん人には真似出来ないなー(棒)
でも世界一優秀な民族なんでしょ?
ぜひお手本として、1000年続く謝罪と賠償を見せて頂きたいわw
もちろんベトナム国民最後の一人が許すまで、ね(はーと)
posted by にょん at 17:19| Comment(0) | 日韓問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月16日

「恨」

昔、とても素敵な作品を作る芸術家の人がいた。
ある時その人が、ある会合で「自分はにほんとにほん人を憎んでいる」と
発言したと聞いて物凄く驚いた。
韓国人だったけれど、祖国よりもにほんで暮らした時間が遥かに長く
勿論教育もにほんで受けている人だ。
戦後生まれなので、当然当事者ではない。
そんな人でも韓国人である以上「にほん人を憎む」のだという。
当時は国際問題には興味がなかったので「おかしな事を言う人だ」と思った。
しかし今ならとても理解できる。
これが「恨」というものなのだろう。
未来永劫、受けた恨みを忘れれない民族の宿命らしい。

そしてこれは、にほん人にはまったく理解出来ない心理である。
にほん人は根本的には恨まない性質の民族だと思う。
私は「原爆を落としたアメリカを憎んでいる」という人に会った事がない。
心の中で思っていたとしても、言葉に出す人はほぼいないだろう。
もちろん刹那的には激しく恨むのだけど持続性がない。
だから「何世代にも続く恨みで殺人が起こる推理小説」に興味を持つ。
珍しいからだ。
そして恨みを晴らしたら、そこで一旦区切りをつける事を好む。
後々まで引き摺らないのである。
赤穂浪士とかがその典型であろう。
事件→恨む→報復→客大喝采→大団円、である。
このドラマを年末にやるのは、この区切りの良さにあるのではないだろうか。
年毎に恨みを浄化するわけだ。

にほん人はリアリストでもある。
「感情」よりも「理論」優先なのである。
メモ魔であり、蓄積された膨大なデータを持っている国である。
ここが韓国人と真逆な点で、彼等は「理論」よりも「感情」優先だ。
その為に二国間の問題は根本的に食い違うのである。

例えばにほんのネットで誰かが感情的な主張をしたとすると、
誰かが「そのソースは?」と言い、誰かが「ほい、これ」とそれを出し、
誰かが「そのソースは信憑性があるのか?」と聞き、誰かがそれを検証し、
誰かが「それは○○である、ゆえにその主張は××だ」と反論する流れになる。
韓国のネットでは翻訳サイトを見ていての感想だが、
そういう流れになるのは少ないようだ。
まれに理論的に反論している人がいるが、大多数に無視されてる感じ。
まーなるようならば、こんな状況にはなってないか。
声の大きい方が勝つというのは、そういう事なのだろう。
にほんには「声闘」などという文化はないのだ。

そして韓国が「中華思想文化圏」なのが大きいと思う。
中国に近い方が偉い、という例のアレだ。
なので韓国の方がにほんよりも偉い国だと彼等は考える。
にほんにも儒教という形で「中華思想」は伝わったはずだが、
どういうワケだか浸透しなかった。
なぜならにほんは儒教すら魔改造して自国に取り込んだからである(笑)
「中華思想」はすっぱり抜かれているので、隣同士なのに違う価値観になった。
彼等は自分達の方が上なので「恨む権利」があり「集る権利」があると考える。
にほん人は「同等」なので「話せば分かる」と考える。
問題の根本はこれだと思うが如何せん。
向こうが自分達が上だと教え込まれた価値観を、変える事はまず不可能だろう。
こちら側もいまさら上下関係云々言われても受け入れるのは不可能である。
つまりどちらの価値観を変えるのは無理な話というわけだ。

この問題の落し処を考えてみたが、結局「最低限のお付き合い」が
互いの精神衛生上一番いいのだろう。
親韓サイトによると、韓国人は個人で付き合うにはとても良い人達だが
「歴史的問題には絶対に踏み込まない」のが大前提だそうだ。
韓国人はこの先も好きなだけ、にほんを恨んでいくといいと思う。
にほん人はこの先、韓国とは遠ーーーく遠く距離を取りながら、
間違っていると思う歴史や物事に関して、ひとつひとつ
理論や証拠を丁寧に拾いながら反論していく事になるだろう。
posted by にょん at 01:53| Comment(0) | 日韓問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする