2020年09月07日

中国の主張がまったく信じられない理由

■新疆の不妊手術「自主的」と中国 
   独研究者の強制批判に反論

    (北京共同)

中国の研究機関は3日、新疆ウイグル自治区の女性たちは
自ら望んで不妊手術を受けていると主張する文書を発表
した。(略)
管理や宣伝を強めた結果「民衆は自分に合った長期的避妊
措置を自ら選択し」無料の手術を受けていると主張した。


   ――――――

昔だったら絶対に出なかった文章でしょうね。
中国がウィグル女性の「不妊手術」をしていることを
認めた発表をしています。

問題は「自主的」か「強制的」かという点ですが―――
中国側の言い分を認める人間はまず皆無でしょう。
「強制的」にしか有り得ない話だからです。
なぜなら人間の生殖本能を裏切る行為だから。

理由あって不妊を望む人は当然います。
しかし割合的には実に少数派でしょう。
自治区の女性全てが望むわけがない。
妊娠を拒否するなら、避妊すればいい話です。
万が一、望まない妊娠をしたら中絶しかありませんが、
不妊手術を女性側から望むとは考えられません。

「自分に合った長期的避妊措置を自ら選択し」
この文章がすでに恐ろしい。
不妊手術か、自分と家族の命か、選べと言われたら?
選択の余地はないでしょう。
この無料の手術とやらを、他の中国人女性が受けてますか?
喜ばれているなら他所でもやっているはずですね?
しかし、そんな事実はないのです。

思うに。
この中国の主張を認めるならば、
大戦時のナチス党も認めなければならないはずです。
自分達と相容れない民族の根絶という、
大義名分は一緒ですから。
それなのに、日本のメディアや人権団体は、
ナチスには噛みつくのに中共には本当にダンマリですね。

特に日本も中東諸国がこの件にダンマリなのは、
臓器移植の顧客だからと言われています。
私が本当に怖いと思ったのは、
臓器移植手術をした中国人医師のレポートについてです。
これは憚ることなく手術に関して公に報告されたもので、
医師は「日本人の顧客」の為に、
「複数の臓器提供者を準備した」と書いているのです。

この提供者達は脳死患者ではありません。
医師は提供者に麻酔をかけ、普通に臓器を摘出しました。
恐ろしいのはそこから後。
手術経過と患者の症状にについては書かれていますが、
臓器を提供した人間に関しての記述がまったく無いこと。
それを意気揚々と報告する、医師の感性が恐ろしい。
中国という国そのものが恐ろしい。

テレ朝で「なぜマスク不足なのに中国産を買わないのか」
(なぜ国産品にこだわるのか)という報道がありました。
品質という問題もあるでしょう。
しかし本音では「中国という国に対する嫌悪感・不信感」
が確実に広がっているからだと私は思います。
posted by にょん at 12:36| Comment(0) | 海外の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする