施政方針演説に物申す

■東京五輪開催へ準備、「希望と勇気届ける」と菅首相
　　　　＝施政方針演説
　　　（ロイター）

「感染対策を万全なものとし、世界中に希望と勇気を届け
られる大会を実現するとの決意のもと、準備を進める」
と述べた。（略）一方、安定した日中関係が「両国のみ
ならず、地域、国際社会のためにも重要」との認識も
併せて示した。

　　　　――――――

うん、だから我々国民が聞きたいのはさ。
希望とか勇気とかそういう精神論的なものじゃないの。
「どうやって感染対策を万全なものにするのか？」
「もし開催して日本からパンデミックが広がったら
日本政府はどうするつもりなのか？」
「もし中止なら損害額はどれくらいになるのか？」等々、
現実的かつ具体的な対応策と説明なんだよ。

今、この時点で感染抑制の見通しすらたってないのに、
あと半年位で五輪が開催出来るとは思えない。
国の舵取りに個人的妄想はいらないわ。
決意があっても行動力が伴わなきゃね。
終戦間近の頃なら兎も角、ネットが蔓延ってる現代で
精神論で国民が動くわけないじゃん。
（まぁ、隣の特殊な某国は除きます）

タロサによると2月以降のワクチン供給スケジュールは
まだ未定のまま、白紙状態だってさ。
6月でも無理っぽい。
つまり五輪には絶対間に合わない。
それで「竹槍持って戦え！」とは国民舐めてるよね。

英紙のタイムズが「五輪中止・2032年開催」との報道。
あらら、すっぱ抜かれたの？ｗ
与党関係者は「いや、やる！世界もそれを望んでいる」
と全面否定してましたが……ほとんどの国はそれどころ
じゃなくて望んですらいないでしょ。
ま、完全中止に一票だね。
有事にはあり得ることですよ。

あと中国との関係において、
尖閣のせの字も出ないって一体どういうことかしら。
重要な商売相手だから、もしや領土すら譲る気なのか？
アメリカが動くとか動かないとか関係ない。
売電になろうがなるまいが選択肢は二つにひとつだ。
自民党に自国を守る気があるのか無いのか、
菅さんにはそこをはっきりして欲しい。

中国の海警法が2月1日から施行になる。
「認められない」「非常に遺憾」などと薄ら惚けた
ことを言っている時間はもう無くなった。
衝突が起きたらどうするのか？
政権はきちんとシミュレートしているのか？
今回の国会でも尖閣侵攻のことは話し合われないが、
臭いモノには蓋で押し通す気なのか？

非常事態宣言を1ヶ月伸ばす案もででる。
まさかと思うけど、二階に忖度して入国制限のバルブを
緩めたりしないだろーな？？
そこまで馬鹿ではないと思いたいが…………

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