日本の漫画がアメコミよりも売れている本当の理由……
という話題がどんぐりこ様に上がっていました。
ここ数年で売上げの逆転が起こっている米国ですが、
「日本の漫画は女性蔑視だ」というスパイダーマン作家の
発言も相まって論議が盛り上がってる模様。
今回は、漫画は本の装丁が統一化されているので売り易い、
アメコミはサイズがバラバラな上、作家もバラバラで売り
にくいという理由が挙げられていましたが……
それも理由のひとつでしょうが、
最大の原因はコレしかないと思うのよね。
コメ欄における、実に秀逸な例え↓でお察し下さい。
4chanでアメコミをワンピースに例える
スウェーデン人が面白かった
『オーケイ。最近のアメリカのコミックはこうだ。
ワンピースのルフィがゾロとキスをし、それをナミや
ロビンも当然のように受け入れる。いきなりワノ国で
韓国人が出てきて、韓国はワノ国の性奴隷だったと現実の
慰安婦問題を訴える。
一方で悪役として出てくるのがマイナーチェンジをした
バギーを含む過去の悪党で、海賊VS海賊というお決まりの
展開を数十年続けている。これがアメコミだよ。』
行き過ぎたポリコレはエンタメを腐らせる。
これは確か。
そしてもうひとつの答え。
それは日本にあってアメリカに無いもの……
そう!古来より脈々と続く「萌え文化」にあるのだ!
そういえば日本では擬人化ジャンルが当たり前のように
なっているが、アメコミにもあるのだろうか??
見たこと無い気がするな。
そういうのが流行ればアメコミも面白くなりそうだが。
皮肉な話じゃまるまいか。
単一民族で多様性の欠片もないと言われている日本人から
多様性の塊のような「漫画」が生まれ続け、
移民の国、多様性の塊アメリカでは、
多様性に配慮した結果、コミック文化が硬直してしまう。
「漫画の多様性」を語るのなら、
アメコミ作家は「少女漫画」に注目すべきだろう。
何故なら漫画が多種多様になったのは、
少女漫画及び女性作家を包容した結果だと言えるから。
往年の少年漫画の転換期…例えれば「電影少女」辺りを
知っている人には覚えがあると思う。
私は初めてあの「画」を見た時、男の人でもこんな細い
線が描けるんだなァと感嘆したのを覚えてる。
ならば少女漫画が少年漫画を飲み込まれたかというと
全く関係なく、少女漫画は独自路線を突っ走った。
同性愛だろうが、タブーネタだろうが、何でもござれの
自由奔放さ……これぞ真の多様性だろう。