2021年06月19日

メディアの切り貼り、亀の戦い

■【菅首相記者会見】
「私は対中包囲網なんか作りませんから」

  (産経)

G7の場で「対中包囲網の結束は図られたのか」
との質問に答えた。

   ――———————

ここだけ聞くと「ハァ!?アンタ、何しにG7へ
行ったのよ!?(怒)」となりますが……
皆の衆、落ち着きましょう(・∀・)
これはメディアによる唯の切り貼りです。

その前後の発言はこう↓

国際社会の普遍的価値。
このことについてはG7の中で、すべての国々との中で
共有しているものであります。
マクロン大統領とも私、個別会談をしました。そこに
ついては、その対中包囲網なんか、私ども作りません
から。(略)
普遍的価値を共有する国というのは、極めて大事。
そこはしっかり対応していこうということで一致を
しております」


フランスも含めて「私ども」って言ってるね。
その主語をわざと「」に変えて報道してる。
ミスリードの為の、いつもの手口ですよ。

つまり私ども=G7は(建前上「対中包囲網は作らない
けど)普遍的価値でしっかり対応するということで
一致した、ってことです。
G7の普遍的価値=自由民主主義だから。

どの道、クアッドがある以上(位置的に)
日本は対中路線の最前線にいるんだよ。
それを忘れてはいけません。

言葉遊びのようにも思えるけど、今すぐ戦争を始める
わけでもないので、お茶を濁してる感は仕方ないね。
色々と問題のある政府だが、じわじわ亀の如く地道に
各方位戦略を進めている点に関しては評価する。

これで支持率はまた落ちるだろうが、
菅さんはあまり気にしないんじゃないかな。
どうも任期中に、自分の決めたゴール点までは
やり終える気でいるみたいだから。

ちなみに時事の記事では↓

「対中包囲網はつくらない。普遍的価値を共有する国が
しっかり対応することで一致した」と強調した。
今後の日中関係については「極めて重要な中国と安定した
関係をつくっていくことが大事だ」と述べた。 


ここでも「中国が極めて重要だとーッ!?」と怒り爆発
されそうだが、ちょっと落ち着いて考えてみよう。

安定した関係=ズブズブ、ではないからねェ。
距離を保ってピンポイントな関係を作るのも「安定」だ。
どの国も経済上、中国とは切れないのだから当然でしょ。
アメリカでさえもそうなのだから。

しかしそれは反転すると、中国も同じということ。
彼らは世界からハブられると13億人の国を維持出来ない。
故に中共は恫喝と侵略を繰り返す。
今は各国、次の動きを見極めつつ、
自国の落としどころを模索している段階だろう。
ウィグル問題声明をドイツとイタリアが拒否したように。

それよりもっと注目すべき所はここだよ↓

記者)今国会では、土地利用規制法のように首相の
権限を異常なまでに強化したのではないか。
内閣独裁を実現する改憲による緊急事態条項の先取り
と思われる

首相)自らの国を自ら守るということが、ある意味で
独立国家として当たり前のことだという風に思います。


菅さん、大正論。
この記者は左系の人だねww
何しろ「自衛隊基地を監視するのは平和活動」だって
言い張るキチガイ共だから。

取り合えず土地利用規制法が出来たのは良かった。
次は念願のスパイ防止法だな。
のっそり亀には亀さんなりの戦い方がある。
これからが対中国への正念場だ。
糞メディアに騙されず、着実に進もう。
posted by にょん at 00:00| Comment(0) | 日本の問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする