2021年12月10日

残酷かつ無礼なインタビュー

■櫻井翔、元日本兵に「殺してしまったという感覚は?」
で大炎上するも貫きとおす“使命感”

   (週刊女性プライム)

櫻井は「戦時中ということはもちろんなんですけど」と
前置きした上で、「アメリカ兵を殺してしまったという
感覚は、当時は?」という質問を投げかける

     
引用元   
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5091ddfe92cdbcf6800e3b40b7450d01c7a1aec

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『news zero』にて真珠湾攻撃にかかわった元日本兵への
櫻井氏のインタビューが大炎上しています。
ま、これは炎上しても仕方ないと思うわ。
余りにも残酷、かつ無礼すぎるから。
アイドルだからどうこうという問題ではない。

《なぜ私が戦争について取材をし、伝えなければならないと
思っているのか。それは、私が遺族だからです》
(略)
直接的な言い回しでも、本音を引き出し、戦争を風化させて
はいけないという目的意識があったはずだ。
(同)

この記事では「彼は真摯なキャスターだから」と援護して
いるけども、本音を引き出す為なら好意でインタビューを
受けてくれた相手を「殺人者」呼ばわりしてもいいとでも?

「遺族」と言うなら、日本国民全員「遺族」ですよ。
私の祖母なんか、子供のほとんどを戦争で失ったけどね。
でも恨み言なんて聞いたことが無い。
聞いたのは「そういう時代だったから」という言葉だけ。

両親も戦争中のことは話したがらなかった。
一度だけ母から「目の前で隣の人が焼夷弾で焼かれた話」を
聞いたけど、思い出すだけで辛いという表情だった。
以来、私から聞いたことはない。

この国は、そういう先人達の激しい痛みと、
未来だけを見て進んだ勇気と努力によって成り立っている。
少なくとも「戦争」をまったく知らない世代に、
「あなた、人を殺したわけですが、どう思いました?」
なんて聞ける権利なんてないんだよ。

この先、中露が動けば有事の可能性は大になる。
櫻井氏が「僕は戦争になっても抵抗はしません。殺人者には
なりたくないので黙って侵略者に殺されます」というのなら
この質問はアリかも知れない。
しかし「そんなことはありえねーよ」と言うのなら、
この質問は絶対にしてはいけなかったと思う。
posted by にょん at 00:00| Comment(1) | 日本の問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする