2022年03月21日

侵略戦争にDD論は不要

■無言で帰国するロシア兵の葬儀 
2週間更新されない公式死者数

   (BBC)

引用元
https://www.bbc.com/japanese/video-60790120

死体袋が返ってきてからが本当の戦争だそうだ。
恐らく、ほんの2、3日で決着がつくと考えて
彼らも出兵していったはずなのに。
ロシア側の公式死者数は498人。
ただし発表は3月2日で止まってる。
さて……本当の戦死者数は何千人なんだろうね。
まあ、中国の35人?よりは多いけど。

列車に積みきれなくてベラルーシで焼いてるとか、
色々と憶測が飛び交ってますね。
例え「祖国を守った英雄だ」と言われたとしても、
家族を失った遺族の慰めになるのかどうか。
ロシアの国営放送では↓

「今の時点で介入していなければ、3年以内に
NATOに加盟し、核兵器を手にしていた。
そうすればウクライナは確実にクリミア、さらには
ロシア南部へと、侵攻していたはずだ」
と、司会者が主張
(同)

うーん…それはあり得たかも知れないけど、
IFの話で侵略は正当化出来ないでしょ。
ましてや、東ウクライナ保護の話はどこいった。
第一、クリミアを侵略したのはロシア側なので、
この主張はまったく筋が通らない。
まさしく「お前が言うな」状態ですな。

ところでロシアの旗色が悪くなった途端、
ヤフコメにDD論者が大量に沸いたのは興味深い。
「侵略したロシアは勿論悪いが、そうさせた
ウクライナ側も悪い」「ロシアも悪いが、実は
ウクライナもこんなあくどいことをやっている」
これを物凄い長文で書き込んでいる人達ね。

侵略戦争にDD論は適応されない。
悪いのは常に侵略した側。
これは真理。
しかしこの世界に「正義だけ」の国も無い。
これも真理。
だから今回の有事に「どの国が正義か」論は
はっきり言って必要ないと思うのよ。
ただ「どうすればこの侵略を止められるのか」
皆が集中すべきはそこではないのかな。





posted by にょん at 17:03| Comment(2) | 海外の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする