2022年09月18日

ニッチとイグノーベル

今年もイグノーベル賞の季節がやってきまして、
16年連続で日本人グループが受賞とのこと(*´▽`*)
まずは千葉工業大の皆さま、おめでとうございます。

工学賞
「つまみを回す際の最も効率的な指の使い方の解明」
もしくは「円柱形つまみの回転操作における指の使用
状況について」

人間が色々なサイズの取手を回す時の、
「指の本数と位置」に関しての実験だそうです。
面白いですね。
ニッチな研究ですが、
義手やロボットアームの発展に地味に貢献しそうです。

これに対して「もっと役にたつ研究をすればいいのに」
とかいう馬鹿は、人間の歴史は「あ、これ面白いかも」
の精神で進化してきたことを考えるべき。
「閃き」や「飽くなき探究心」が無かったら、
弱っちい人間はとうに自然界から淘汰されてましたよ。
論文の発表自体は1998年だそうですが、
後にこうして評価されるのって凄いと思います。

特に「ニッチさ」を日本人は好む傾向にありますから。
職人気質というか、
ひとつのことをトコトン突き止めたがるというか。
よく「出る杭は打たれる」って諺もあるくらい、
日本人は同調圧力が強い民族だなんて言われますけど、
これ言い換えると「頭出なきゃ何でもやって良し!」
ってことなんですよねww
だからニッチ道に爆進するし、職人気質が文化になる。
何しろ宇宙開発すらニッチですから。

ところで個人的には↓

医学賞
「化学療法を行う際アイスクリームを使用すると
副作用が減少することの証明について」


がお気に入り。
科学治療を受ける患者がアイスクリームを食べると、
口腔粘膜炎の発症率が低下したそうですよ。
これぞ人類の英知ですね!
アイスクリーム会社もほっこりです。
「授賞式で研究チームは協力してくれた患者と病院の
カフェへの謝意を、アイスクリームを食べながら
述べました」
というコメントもイグらしくて好き。

ちなみに受賞者に贈られるのは↓
賞金10兆ジンバブエドル札1枚
トロフィーを印刷できるPDFファイル
本家ノーベル賞受賞者による署名入りの
「イグノーベル賞受賞の知らせ」

以上です💛
人類が終わるまでネタにされそうなジンバブエ札ww

※追記より猪八戒様へ返信コメありです(^^)/
追記
posted by にょん at 07:01| Comment(1) | 日本文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする