■日本は未来だった、しかし今では過去に
とらわれている BBC東京特派員が振り返る
(BBC)
引用元
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-64357046
日本は次第に、存在感のない存在へと色あせて
いくのだろうか。
それとも日本は自分を作り直すのか。
新たに繁栄するには、日本は変化を受け入れな
くてはならない(同)
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日本は外圧で変化してきた国だ。
長い歴史がそう証明している。
しかし外圧がかかったとて、すぐに国民が変わる
わけではないし、硬い芯は残ったままだから、
その変化には長い準備期間がかかる。
それはジワジワと湧き上がるマグマの様に、
噴火がくるのを待ち構えている火山に似ている。
日本船は今、進路を少々変えたところだ。
これはほんの先ぶれであり、
はっきり言って、今の昭和を引きずった老害の
政治家達が退場し、そこに外圧が加わった時、
易々と次の噴火が起きるだろう。
日本人は怒りのボルテージが上がるのが遅い。
その代わり沸点を通り越せば、
正気の沙汰ではないくらいの行動に移る。
「失われた30年」とは「噴火待ちの30年」だと、
私は思ってる。
だって長い歴史のほんの30年間だ。
またも日本は変わるだろう。
次の外圧が――おそらく戦争――きた時に。
正直、私は生きてその変化を立ち会えるのか、
ちょっと分からないと思うのだけど、
願わくはその変化の行き先が、
国民の希望と同じ未来になりますように。