先日、「日本が衰退し遅れた国になったのは、
デジタル化に出遅れたせい」という記事を読んだ。
私はちょっと違う考えだ。
いまだに「ガラパゴス化」のことを、取り残されたの
意味合いで使っている人が多いけど、
本来の「ガラパゴス化」とは「独自進化」だ。
元々日本という国は他所から取り入れたものを
「魔改造」して血肉にしてきた国であり、
まさに「独自進化」してきた国だと言える。
基本人間社会のシステムは生物的にアナログだ。
0と1の配列によって効率化したとしても、
結局「人間の感情」で動いていることに変わりない。
機械だろうと人間だろうとシステムだろうと、
いずれ蓄積したゴミのせいで全体的にガタついてくる。
これが「先進国病」と呼ぶものではないだろうか。
日本は魔改造しまくった分、
他国よりも余分に不純物の堆積した国だ。
地学的なものも勿論関係しているが、
だからこそ、ちょっと変わった国として生き残った。
それは片方からみれば確かに独特の文化だが、
別の面からみれば非効率的な社会システムとなる。
この国の進み方が緩慢なのはそのせいだろう。
故に「デジタル化に出遅れた」というよりは、
「アナログの最適化に失敗した」が正しいかと思う。
例えばデジタル派からは紙文化を罵られているが、
この国がすべきことは「紙文化の最適化」なのだ。
同時にデジタル化も進めればいいだけの話。
つまりこの国お得意の「ハイブリッド精神」である。
それこそがガラパゴス国たる日本の目指す道だ。
ちなみに「失敗国家」で「後進国」だというなら、
GDPで何十年も上位にいないし、
もっと早くにデフォルトでもしていたはずだと思うが、
なぜかそのあたりはいつも無視されているな………
※角刈り様へ<続きより返信ありです(*´ω`*)
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