■「介護が始まる前に…」
家事をしてこなかった87歳夫は、81歳妻を手にかけた
法廷から
(産経)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c42ed332b7b684a2fbb4c36d903d06eea49fe426
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高齢化に伴い、介護を理由にした殺人事件は(略)
平成8年~令和3年の26年間に計1025件
……実に心が重くなる数字ですね。
いわゆる「介護疲れ」から身内を手にかける事件は多いのですが、
記事の場合は「介護になるのが嫌」で起った事件。
しかも夫に後悔の念は感じられず、懲役8年の実刑判決でした。
今87ですから、残りの人生刑務所の中なわけですがーーーー
殺すくらいなら、どうして老人ホームを考えなかったんだろう。
妻はそう望んでいたのに。
この夫はあまりにも身勝手で自己中心的過ぎる。
ただ夫だけの問題じゃないんだな。
同居長男が難色を示したのは家を売ると自分達が困るからだし、
そもそも父親も息子達も家事が出来ない(したくない)のが、
すべての元凶と言える。
いわゆる機能不全家族というやつでしょう。
まあ、昔の人はそういう教育受けてたから仕方ないけど、
子供達までその考え方で凝り固まる必要無かったのに。
確かに在宅介護はされる方じゃなく、する方が病む。
それらを忌避・軽減するためには家族の誰もが、
せめて自分のことは面倒みれるだけのスキルは必要ですよね。
将来の介護をどうするつもりなのか、どういう考えでいるのか、
事前に家族できちんと話し合っておくべきでした。
夫も自分だってすぐ介護される立場になるのに、
それは当然だと考えていたのでしょうね。
それすら殺された妻には許されなかったんだな……と思うと、
何だかすごく悲しくなりました。