2019年05月24日

一かけ 二かけ

「一かけ二かけ」という歌をご存知ですか?
「西郷隆盛の娘」とよぶ人もいるみたいですね。
せっせっせ」みたいな、遊びの時に子供が歌う手合わせ歌です。
な~んか耳に残るメロディで、今でもたまに口ずさんでいるわらべ歌なのですが、
最近今更ながらに知った事実!

鹿児島が出てくるので鹿児島の郷土歌唱かと思ったら、
これ普通に全国版なんですね!
ちなみに一般的なのが下の歌詞↓

 ♪一かけ 二かけて 三かけて
  四かけて 五かけて 橋をかけ
  橋の欄干 手を腰に
  はるか彼方を 眺むれば
  十七八の 姉さんが
  花と線香を 手に持って
  もしもし姉さん どこ行くの
  私は九州 鹿児島の
  西郷隆盛 娘です
  明治十年の 戦役に
  切腹なさった 父上の
 お墓詣りに 参ります
  お墓の前で 手を合わせ
  南無阿弥陀仏と 拝みます
  お墓の前には 魂が
  ふうわりふわりと ジャンケンポン

曲が聞いてみたい方はこちらへどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=W9gOvmxPcUk


土地によって少し歌詞は変わってくるようですが、私はこんな風にならいました。
      ↓
 
 一かけ二かけ三かけて 四かけに五かけに橋をかけ
 星のランプに腰をかけ はるか向こうを眺めれば
 十七八の姉さまが 片手に花持ち線香持ち
 もしもし姉さんどこに行く
 私は九州鹿児島の 西郷隆盛娘です
 明治10年戦いに 切腹なされた父上の
 お墓参りに参ります
 お墓の前で手を合わせ 波阿弥陀仏と唱えます
 お墓の前では幽霊が ふわりふわりと浮かんでた

子供心にも「星のランプに腰をかけ…なんてロマンチックな歌詞♪」と
思っていましたが、これ「橋の欄干」を「星のランプ」に聞き違えて
そのまま広まってしまったバージョンのようですねぇ(笑
まあ、星のランプの方が素敵だから、このままでいいわw

このわらべ歌、神長瞭月さんという方の「一かけ節」(作詞・大正3年)が
もとになっているようですが、一かけ二かけ三かけて、
のところ以外ほぼ共通点なしです。
土地によっては、明治5年バージョンもあったりするみたい。


メロディの方は「抜刀隊」という軍歌が元らしいんですが…
説明文によると↓

 「抜刀隊(ばっとうたい)は、日本の軍歌。
  西南戦争最大の激戦となった田原坂の戦いにおいて、政府軍側として予想外の形での戦闘、
  すなわち白兵戦が発生した。政府軍は西郷軍に対抗するため、
  士族出身者が多かった警視隊の中から特に剣術に秀でた者を選抜し、
  抜刀隊が臨時編成されて戦闘を行なった。
  軍歌「抜刀隊」は、この抜刀隊の活躍を歌ったものである。」

聞いてみたい方はこちらへどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=h_3LLks_wZY

なんか凄い歌詞ですねw
敵の大将(西郷さん)の事も「古今無双の英雄」とか褒めちぎってます。
いや、にほんの軍歌らしくて好きですけども。
それでわらべ歌なのに妙に現代風で、西郷さんとか西南戦争が出てくるんですねぇ。
これはこども達が歌っていたものをレコード化してから、一気に全国に広がったそう。
つまり作詞は当時の市井の子供達という事になりますね。

ちなみにこの歌に出てくる娘さんは、西郷菊草さん(後に菊子に改名)です。
素敵なお名前!
西郷さんには3回の結婚で5人のお子さんがいたそうな。
あ、そうなんだ。
歌の歌詞に「17,8の」と出来ますが、菊草さんは1880年に17歳で結婚しています。
これは結婚の報告に、墓前に行くところなのかしら?
ちょっと不思議なわらべ歌ですよね。

posted by にょん at 06:00| Comment(0) | 薩摩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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