2019年05月27日

日韓漫画文化の違い

海外の万国反応記様に面白い記事がありました。
元ネタは4chanのスレッドの様ですね↓
 
 「外国人「海外の人気漫画ランキングに中国や韓国の作品が入ってるんだが…」

内容はどこかの翻訳サイトの漫画ランキング上位5位に中国と韓国の漫画が
入っているというスレッドなんですが、そうなのかー、何だかよくわからん、という
海外の反応はともかく、それについたコメントが面白い。

  ☆外人「漫画は最高のアジア文化だよ!K-MANFAは特に最高だよ!
   韓国の作家は日本より上手だね」
   これが現実

  ☆日本の漫画はオワコン。
    韓国のほうがすごい。

  ☆格差がなくなってきたってことでしょ
   家電や半導体と同じ
   高をくくってるうちに追い抜かれるでしょ
   日本は永遠不滅の漫画王国、と何の根拠もなく信じているやつばらが
    さっそく否認を始めるのが面白くてたまらないわ

  ☆韓国に負けたのが悔しいからってヘイトするな。

  ☆まぁ日本はハリウッドみたいに育成に力を入れてないから
   本気を出されたら10年そこらで抜かれちゃうだろうね
   電子機器や携帯と同じ
    いやハリウッドですら危ういか

このへん在日サン達?のコメですかね。
このひとら、関係のない話に携帯やら半導体の話出すの好きだねェ~。
他に産業ないんですか??
そして相変わらずのマウンティング(笑
「勝つか負けるか」しかない人達……

永遠不滅の漫画王国というか、まあ、にほん人がにほん人してる間は
このコンテンツは確かに永遠不滅でしょう。
限界がないからなんですよ。
同じような流行物が廃る頃には、また新しい天才、また違う王道が出てくるんです。
そうして情熱は次の世代へ引き継がれていく……
これに関しては↓のコメの方が代弁してくれてます。

☆基本的に日本は積み上げられた歴史が、縄文時代から含めたら
   とてつもない歴史と事実が積み上がってるから、自国の文化で自国の作品を作れる。
  中国は土地の文化があるから一応は自国の作品を作れるけど、共産党のせいでいろいろダメ。
   韓国なんか知らん。言及するまでもない。
   やっぱ文化の下地が違いすぎる。
   中国のアニメは、何本かみたけど一話切りするレベルで合わない。

☆中韓の人間はよく追いつくだの抜くだのという言葉を好むが、
表現や文化は広がっていくものであって、どこかが優位に立ち寡占するものではない
「日本の漫画」の文化が中韓に侵食しているだけの話でしかない

「文化の下地が違いすぎる。」
うん、やっぱりこれが一番大きいかなあ。
にほんは遥かな古代から物造りに情熱をかけてきた国なので、職人気質なんだよね。
何を作るにしてもそう。
そして良い物を作る為には時間をかける事を厭わない。
だから何代も続く企業がもの凄く多い。
そこらへんに創業100年とか150年とかの商店がごろごろあるもんね。
上澄みだけをコピーできても、源泉をコピーする事は出来ないんだよ。
それを的確に書いてくれたコメントがこれ↓

  ☆アメリカのアメコミ、フランスのバンドシネのような
   その国独自の文化様式や伝統、創作者、それを支える市場が中国や韓国にはないので、
   彼らは日本文化なしにサブカルチャーのコンテンツというものを構築できない。
   影響を受ける基底文化がないので、彼らは総じて日本文化の模倣者であり
   消費者であるしかない。
   その意味で中国も韓国も、今や日本文化圏なのである。

  ☆仮に日本の市場でどこかの国の作家の作品がヒットしたとしても、
  国が抜かれたなんて話はしない
そんな話を好むのは大抵がナショナリズムの強い韓国人

あー確かにないよね。
これ描いたの台湾の漫画家さんだって~くらいの会話にはなるが、
「台湾に抜かれた!」って方向の話にはならないよな。
基本、作家個人の評価でしかないから。
にほんでは、国の違いは個性の違いくらいの認識なんだけど、
韓国では優劣の道具にされてしまうんだね……残念な話だよ。
このスレッドのランキングにしても、こういう中韓の作品があるという話で
ふーんとは思うけど、それが何故にほんがオワコンだという話になるのか???

上澄みしかコピーできない人達には理解不能だと思うけど、
にほんの強さっていうのはね―――受け皿が底無しにあるって事なんだ。
どんなジャンルでも生み出せて、尚且つそれを受け取れる側がいるって事。
ここが肝心なんだけど、例えニッチだとしても商業ベースに乗せられるだけの
需要があるって事がにほんの強みなんだよね。
同人文化がこれほど栄えてるのは、ちゃんと理由があるんだよ。

韓国の漫画文化にはまだ受け皿が浅い。
当然だね、まだ始まったばかりなんだから。
多様化した文化を吸収再生できる土壌は、作るのにとてもとても長い年月と、
受け継いでいく者達の情熱が必要。
「にほんは育成に力を入れていないから」ってコメントあったけど、
ほんと解ってないなあ…

育成して描き方は上手くなるかもしれないが、漫画には絵と物語が必要なんだよ。
そしてこの「物語」というやつは、いくら英才教育しようが駄目なものは駄目。
個人の資質、才能によって有限にも無限にもなる。
静止画は綺麗でも、漫画は糞つまんない人より、
絵は多少歪んでいても、物語は引き込まれる程面白いものを描く人は、
いずれ誰かに認められて世に出ていくだろう。
それに影響を受けた人がまた別のジャンルを作り、そうして漫画は広がっていく。
元々にほんの漫画は底に潜ってたアングラ文化なんだから、
人間の欲望がある限り、ちょっとやそっとじゃ揺らがないよ(笑








posted by にょん at 19:16| Comment(0) | 日本文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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