「なんこ」という遊びをご存知でしょうか?
私が子供の頃、祖父母宅に親戚一同が集まったりすると
大人達はいつもこの遊びをやっていました。
ルールは簡単。
向かい合わせになったら右手を後ろに回し、
手の平の中に3本以内の棒を隠し持ちます。
同時になんこ盤の上に棒を隠して突き出し、
合計何本か互いに言い当てるというゲームです。
当たったら勝ち。
間違っていたら罰として猪口に入った芋焼酎を飲みます。
両方外れたら両方飲みます。
これって薩摩独特の遊びなんですね。
最近知って驚いています。
なんこは「何個」か「南交」が語源らしいですが不明です。
懐かしいですねー。
なんこに使う棒は1㎝角ほどの艶々した15㎝位のやつだった記憶。
無い時はお箸を短くして使っていたと思います。
確か専用の碁盤みたいな「なんこ盤」がありましたよ。
無い時はテーブルの上だったかな。
説明してるサイトさんによると土地によって掛け声は違ってるようですが、
祖父母宅では子供心にも奇声としか聞こえなかったから
多分古い薩摩言葉だったのでしょう。
でも数を当てる時の
3=あにょ(兄)=ひとつ多いから
1=おとっ(弟)=ひとつ少ないから
というのは何となく覚えています。
後は普通に本数だった記憶。
0は「おらん!(いない)」だったかなw
後半になるにしたがって酔っ払ってくるから、ほとんど叫んでる……
というか奇声上げてる状態になります。
単純なゲームですけどめちゃ盛り上がるんですよ!
勝利条件は相手がギブアップするか、酔い潰れるかする事。
男の面子?というか、ただの飲み比べ大会です。
宴会芸ですね。
時間が過ぎるごとに酔っ払い共が増えて大騒ぎになります。
でも残念ながら祖父母宅ではこの遊びは男衆限定でねー。
小さな子供と女衆は参加不可でした。
大きなお兄さんは最初の一杯だけ飲んでたような。
(さすがにマズイもんね)
焼酎は湯割りだったと思いますが、芋焼酎は度数が25くらいあるんですよね。
それをお猪口とはいえグイグイ飲むんですから、
余裕ぶっこいてると物凄い事になるんですわw
私の父は寡黙な人でしたが、そんな父が顔を真っ赤にして
ゲラゲラ壊れたみたいに笑っているのを見るのは妙な気分でしたねー。
男衆がそれで大騒ぎしていた間、女衆は食べて喋ってましたし、
子供達は家中を走り回って遊んでいました。
祖父母宅、とても懐かしいです……
昔の家屋って広いですもんね。
人数も多いから布団部屋とかあったなー。
皆でかくれんぼしてました。
昔は囲炉裏とかもあったそうですが、危ないからと潰してしまったそうです。
すぐ下には叔母宅があって、そこには掘りコタツがありました。
飼い猫が二酸化炭素中毒で何匹か死んだそーです(オイオイ)
母が「ねこばかぼしっ」と言ってました。
「猫は馬鹿だから仕方ない」という意味らしいです。
今はほとんど見ませんけど、一段低い板間の賄い場があって
そこで集まりの膳とかを準備してたのを覚えています。
あ、そういえば井戸があったわ、あの家!
夏場に西瓜とトマトを冷やして食べた思い出があります。
井戸の水って本当に冷たいのよね!
祖父母宅は山の中だったので、夏場でも寒い位涼しかった記憶。
寝る時は大きな蚊帳を吊って従兄妹達と寝てました。
それにしても昔ってどこの家でも料理膳は作ってました。
食べる方はいいけど準備する方は本当大変ですよ。
器から膳まで出して仕舞ってですからねェ~
今は本当にいい時代になりましたよ。
祖母はとても優しい人で大好きでした。
でも祖父の記憶はほとんど無いですね…すぐに亡くなってしまったし。
今はもう、その祖父母宅もありません。
思い出のなんこも、懐かしい家も、今はもう遥か記憶の彼方です……
2019年06月10日
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