2019年06月27日

2025年問題、私はこう考える

2025年に団塊の世代が一斉に75歳を迎える「2025年問題」ですが。
ネットを覗き見ても「日本沈没」「医療制度破綻」「年金制度崩壊」「絶望的未来」と
暗くて救いようの無い言葉ばかりが並んでいますね。
移民の影響で治安が悪化、貧困層が増え、街は無人化、
まるで明日にでも北斗の拳状態に突入するように言う人もいます。
確かに少子高齢化はこれからも止められないでしょう。
例え出産率が多少上がったとしてもね。
莫大な介護料、少なくなる年金、認知症の増大……問題は山積みです。
この問題は国民皆が考えなければならない懸案です。
ではどうすればいいのか?

政府は70歳まで継続雇用努力するよう企業に求めていますね。
私の職場にも高齢者の方達が大勢います。
このニュースに、「社会は私達をいつまで働かせるつもりなの!」と憤る人もいましたが、
ほとんどの人は「働けるうちは働きたいわ。家に篭るのは嫌」という意見でした。
「家にいて病院しか行かない生活なんて最悪」
「自分で管理できるお金は小額であろうと持っていたい」
「孤独は耐えられない。社会参加していたい」
私も高齢者の雇用枠拡大には賛成します。
します、というか他に選択の余地はないと思います。
これを「年金不足のツケを国民に払わせる気か!?」と言う人達がいますが、
結局のところ問題を先送りしていた責めを負うのは、政府も国民もは一緒ではありませんか?
ならば国民皆がこの問題に関しては、一斉に立ち上がるべきでしょう。
私の上司も同じ事を言いました。
「この社会を継続していく為に、皆で支え合わなければならない」と。
日本は成功した社会主義国家だそうです。
大災害時、日本人はいつだって一致団結しますよね?
今はその緊急時だと思えばいい。
高齢化社会という大災害です。

同時に人口減少はどうしても避けられない未来です。
2050年頃には1億人を割る見通しだとか。
とはいえ、江戸時代末期の人口は推定3000万人くらいだったのですから、
その頃に比べればまだ1億人もいると考える事も出来ます。
ゆるゆると後退していく感じでしょうか……私はそれも悪くないと思いますが。
現状維持が一番いいのですけどね。
何か起爆剤のようなものでもなければ、それも期待出来そうにないです。
大和は国のまほろば。
それでも日本人は残るでしょう。
この山々も海も残るでしょう。
核戦争が起きなければ……
人類が馬鹿な選択をしない事を願うしかありません。
posted by にょん at 11:36| Comment(0) | 日本の問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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