2025年に団塊の世代が一斉に75歳を迎える「2025年問題」ですが。
ネットを覗き見ても「日本沈没」「医療制度破綻」「年金制度崩壊」「絶望的未来」と
暗くて救いようの無い言葉ばかりが並んでいますね。
移民の影響で治安が悪化、貧困層が増え、街は無人化、
まるで明日にでも北斗の拳状態に突入するように言う人もいます。
確かに少子高齢化はこれからも止められないでしょう。
例え出産率が多少上がったとしてもね。
莫大な介護料、少なくなる年金、認知症の増大……問題は山積みです。
この問題は国民皆が考えなければならない懸案です。
ではどうすればいいのか?
政府は70歳まで継続雇用努力するよう企業に求めていますね。
私の職場にも高齢者の方達が大勢います。
このニュースに、「社会は私達をいつまで働かせるつもりなの!」と憤る人もいましたが、
ほとんどの人は「働けるうちは働きたいわ。家に篭るのは嫌」という意見でした。
「家にいて病院しか行かない生活なんて最悪」
「自分で管理できるお金は小額であろうと持っていたい」
「孤独は耐えられない。社会参加していたい」
私も高齢者の雇用枠拡大には賛成します。
します、というか他に選択の余地はないと思います。
これを「年金不足のツケを国民に払わせる気か!?」と言う人達がいますが、
結局のところ問題を先送りしていた責めを負うのは、政府も国民もは一緒ではありませんか?
ならば国民皆がこの問題に関しては、一斉に立ち上がるべきでしょう。
私の上司も同じ事を言いました。
「この社会を継続していく為に、皆で支え合わなければならない」と。
日本は成功した社会主義国家だそうです。
大災害時、日本人はいつだって一致団結しますよね?
今はその緊急時だと思えばいい。
高齢化社会という大災害です。
同時に人口減少はどうしても避けられない未来です。
2050年頃には1億人を割る見通しだとか。
とはいえ、江戸時代末期の人口は推定3000万人くらいだったのですから、
その頃に比べればまだ1億人もいると考える事も出来ます。
ゆるゆると後退していく感じでしょうか……私はそれも悪くないと思いますが。
現状維持が一番いいのですけどね。
何か起爆剤のようなものでもなければ、それも期待出来そうにないです。
大和は国のまほろば。
それでも日本人は残るでしょう。
この山々も海も残るでしょう。
核戦争が起きなければ……
人類が馬鹿な選択をしない事を願うしかありません。
2019年06月27日
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