韓国の教育財団が、毎年5分野でそれぞれ1憶4千万の賞金を与えると
いう賞を制定することになったそうです。
とうとう自国でノーベル賞の代わりを始める模様。
「賞金額だけを見れば(略)約6億円のノーベル賞よりも規模が大きい」
(朝鮮日報より)
確かにお金は超重要です。
研究費が無ければ研究が続けられませんからね。
それはいいとしてノーベル賞より金額が大きいと、比較してわざわざ
書くのはなぜなんだろう。
問題は「どれだけのお金を使って研究をしたか」では無く「どれほど
人類に対して貢献する研究をしたか」だと思うのだけど。
お金だけバラまいてもねェ……
お金の問題だけだとしたら、他国にもあれだけ韓国人がいるのに
韓国人の受賞者が一人もいない事への理由にはなりません。
やはり問題はパリパリ精神、短期間で結果を得ようとする独自の
文化のせいなのでしょうか。
この記事を読んで斉彬(なりあきら)公の言葉を思い出しました。
「西洋人も人なり、佐賀人も人なり、薩摩人も人なり。
屈することなく研究に励むべし。」
これは薩摩藩11代藩主島津斉彬公の言葉です。
幕末の名君と言われているお方ですね。
ちなみに原文は「西洋人モ人ナリ、佐賀人モ人ナリ、薩摩人モ
同ジク人ナリ。退屈セズ倍々研究スベシ」。
近代化の為に反射炉の建設をする際、困難に挫けそうになる
家臣達をこう言って励まし成功させました。
退屈せず倍々研究すべし、ってのがいいよね。
どうして「佐賀人」が入っているかというと、この少し前に佐賀藩が
独自に反射炉を作り、アームストロング砲を日本人だけの手で
完成させちゃったからです。
(どうもアームストロングって聞くとネオアームストロングサイクロン
ジェットアームストロング砲を思い出して笑ってしまうわw)
しかも佐賀藩は実物を見ずに図面だけで日本初の蒸気船も作ってます。
図面と本だけでですよ!
凄い技術力ではありませんか。
薩摩藩も種子島鉄砲が入ってきた時に、分解して見様見真似で
同じものを製造していますね。
昔の人の創意工夫というか飽くなき探求心には頭が下がります。
またそうした近代化への熱意が、国の中心から離れた土地で
巻き起こっていた事が実に感慨深い。
大切な事は「屈することなく研究に励む」という忍耐強さなのです。
2019年10月24日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください