2020年10月17日

「表現の自由」vs「信仰心」

■福島風刺の仏紙、「ユーモア感覚ない」と日本の批判を一蹴
  (AFPBBNEWS)

編集長は「われわれには悪意のないように思える風刺画」に対する
日本からの反応に「ただただ困惑している」として、
「ユーモアを表現しているからといって、被災者の皆さんを侮辱
していることにはならない。ここ(フランス)では、
悲劇に対してはユーモアを持って立ち向かうものだが、どうやら
日本ではそうではないようだ」と語った。

  
    ―――――

実はこれ、2013年の記事なんですがね。
フランスのカナール・アンシェネ紙が福島をネタに、
<手足が3本ある力士が土俵で向かい合い、その横でスポーツ解説者
が「すごい、福島のおかげで相撲がオリンピック競技になった」と
コメントしている>風刺画を掲載。

菅義偉官房長官は記者会見で「このような風刺画は東日本大震災で
被災した方々の気持ちを傷つける」と述べた上で、「汚染水問題に
ついて、誤った印象を与える不適切な報道」とも指摘、同紙に対し
日本政府から正式に抗議する構えを明らかにした。
(同)

その抗議に対する同紙のコメントが上の奴なわけ。
悪意のない風刺画ね……
日本人はユーモアを解さないね~┐(´д`)┌ヤレヤレってか?
でも黙ってたらトコトン卑しめられるだけだから。
菅さんはこの頃から地味に仕事してくれてたのね。
こうやって抗議するの、本当に大事よ。
海外では「黙認する=認める」ことと同意語なんだから。

この点だけは韓国の方が正しいやり方。
日本人は大人しいし、重箱の隅を突くのは美意識に反するけど、
世界の汚い手口に抗うには、いちいち声に出さなきゃ駄目なんだね。
ベルリンの慰安婦像でも結局それで負けることになりそうだし。
言葉にしなくても通じるのは同国人だけ。
他国人に対してはアメーバ並みに説明する必要があるんだわ。

昔、リンカーンの奥方が言った言葉がある。
「自分が信じたことをすればいい。
しても悪く言われ、しなくても悪く言われるのだから。」

やろうがやるまいが、他人は無責任に口を出す。
それなら自分の「正義」を貫き通そうじゃないか!
この世界は弱者をどこまでも足蹴にするのだから。

ところで何故、今頃この記事を持ってきたのかというと、
2015年、同じくフランスの風刺週刊紙シャルリー・エブドが
イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載したのだね。
それが原因で本社が銃撃を受け、フランスを代表する風刺画家ら
12人が死亡するという事件が起こってる。

今月16日、その風刺画を「表現の自由を教える」という理由で
歴史の教材に使った教師が、イスラム過激派に報復として首を
切り落され殺害されちゃったわけ。

それを教材にする教師も教師だが、首チョンパはねーわ。
……( ̄д ̄)ムスリム怖っ。
日本の「遺憾の意」の対極である。
この週刊紙、すでに何度もテロ組織から襲撃されているそーな。
実に筋金入りの連中である。

おい、こら、日本のヘタレ自称ジャーナリスト共!
死して主義を守り抜く、これぐらいの気概を見せてみやがれ。
ぬるま湯に浸かってヤジるしか能がないとか情けない。
ついでにこの件に対するマクロン首相の弁↓

ムハンマド風刺画再掲について、何ら法を犯すものではないと
述べ、「フランスには冒涜の自由があり、それは良心の自由と
つながっている」「こうした自由すべてを守るのが私の仕事だ」
と語っていた。
(AFP)

冒涜の自由www
なんだか字面が異様にカッコいいぞ!
フランス人て……(゚∀゚)チュウニビョウ?
ちなみに犯人は射殺された模様。
フランスには死刑制度が無いので、ヤバそうな犯人は
さっさと射殺しておくって本当かいな??

posted by にょん at 21:39| Comment(0) | 海外の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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