2021年05月29日

ガラパゴスだからこそ面白い!

パンドラの憂鬱様より。

映画評論家の小野寺系氏が、
「日本のクリエイターが考えた方がいいのは、自分たちの
周りの文化が、世界のスタンダードと比べて本当に新しい
ものかという点だと思う(略)自画自賛もほどほどにしと
いた方がいいと思う。」
とツイートしたところ、大炎上。
反論の大嵐となっております(゚∀゚)

つまり日本の漫画文化は遅れていて、
世界のスタンダードになっていないということ?
ぶぶぶっ。
実に的外れで、お馬鹿なパヨ的意見ですな!

日本の国内漫画市場売り上げ 4000億円
       海外売り上げ 1000億円 

この評論家はこの現実を知らないのか?
日本人が、日本人向けに、日本国内で消費してる文化です。
それを現状、外野が面白がってるだけの話。
それで「世界のスタンダードより古い」って何だよww

日本で熟成された文化なんだから、
日本が中心地なのは当たり前じゃん。
アメコミはアメリカ文化、それと一緒です。
それで「世界に倣え」とか、馬鹿じゃなかろか。

日本の映画がつまらなくなったのは、
まさしく海外を意識するあまり、自ら枷を嵌めたから。
特定の層向けにしか金を出さないから。
製作者側に熱意をまったく感じないから。
だからアニメ映画に惨敗するんだよ。

エンタメのエネルギーってさ。
どうすればもっと面白くなる?
どう動かせばもっと驚いて貰える?
どうすればもっと受け手に響く作品になる?
そういう作り手の欲求と衝動から生まれるものでしょ?

これがスタンダードかどうか考えながら作ったものなんて、
出汁の入ってない味噌汁より糞不味いわ。
ありとあらゆる調味料が揃ってて、
作り手と受け手が同じ味覚を共有している。

これって存外に凄いことなんじゃないかと思うのよ。

文化が極一部の特権階級のものではない。
上層から下層まで、だいたい同じ倫理観で統一されてる。
(長い歴史を単民族で共有しているから)
そのくせ、果てが見えぬほど裾野が広いため、
どんなニッチな趣味でも探せば見つかる層の厚さ。

日本は内向きのガラパゴス文化ゆえ、こうなりました。
これが日本の漫画・アニメの一番の魅力。
ポリコレ外来種はホントに黙っとれと言いたい。

そういえば「日本の漫画・アニメはもう衰退してる。
中韓にすぐ追い抜かれる」というのをネットでよく見るが、
正直、これを書き込んでる人は本質を見てないと思うわ。

日本人が日本人のメンタルで作るから「漫画・アニメ」なの。
他国人が作ったものなら別のものでしかない。
他国で作られて面白ければ日本でも受け入れられるでしょ。
だけどプロパガンダ臭のするものを日本人は受け入れない。

このメンタルの違いは大きいの。
面白くなかったら国内の作家だって淘汰されてるよ。

立場や売上が上か下では、図ることが出来ない世界です。
絵柄が綺麗なだけじゃ片手落ち。
要は中味が惹きつけるかどうかだよ。
中韓の人はその辺りが理解出来てないよね。
posted by にょん at 00:00| Comment(0) | 海外の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください