「流しそうめん」と「そうめん流し」の違いをご存じ?
竹筒を使って直線的に麺を流すのが「流しそうめん」で、
機械で麺をグルグル回転させるのが「そうめん流し」です。
ちょうど日本を真ん中で二分にして、
東西で呼び方が分かれるのが面白いですね。
竹で流すのが一般的なイメージかな。
しかし、ここ鹿児島では、夏の風物といえば素麺。
そしてテーブルの上で回転してこそ「そうめん流し」。
それが子供の頃からの普通なので、
「流しそうめん」の存在を知った時には驚きました。
だってどう考えても、竹筒の最後辺りの人は
食べられないじゃないですか!
「そうめん流し」の発祥地は指宿市唐船挟です。
町長さんが回転式そうめん流し器を発明したとか。
素麺のイメージを塗り替えたのですから、凄いですよね!
今は電動回転そうめん流し機が売ってますけど、
あれ、すぐに氷水が生ぬるくなるのが困り処。
まあ基本、水が回ってるだけですからねww
唐船挟つゆ、鹿児島の夏はこれなしでは始まりません。
初夏になるとスーパーには大量に積み上げられ、
ああ、また暑い季節が始まる……と思うのです。
麵となれば、これはもう「揖保乃糸」で決まりですね。
コシの強さと後味の良い触感は他の追従を許しません。
当然の如く、素麺消費量日本一は「鹿児島県」です。
香川県民がうどんを心から愛するように、
鹿児島県民は素麺を心より愛しているのです。
というか、何でこんなに食べるようになったんだろ??
県民にもわかりません。
お中元には「素麺」を贈って「素麺」を貰います。
いえ、冗談抜きに。
他県民にはちょっと意味不明かもww
でもこちらでは、ごくごく普通なんですよ(;^ω^)
今は流石に素麺ばかりでは無いですが、
昔はどこの家庭でも、お盆の頃になると仏壇の前に
素麺の木箱が山にように積まれていたものです。
(そして誰もそれを疑問に思わない)
勿論、素麺は夏だけのものではありません!
冬には温かい素麺(にゅうめん)で頂きます。
一味をちょっと加えると、もっと美味しい💛
最近はコンビニでも売ってるので有難いですね。
個人的は素麺の味噌汁が大好きです。
我が家では茄子(黒くならないように皮を剥いだもの)、
薄揚げの千切り、南瓜などの味噌汁に、前の晩残った
素麺を入れ、さっと火を通して頂きます。
これが美味しいのですよ(´艸`*)
早く食べないと素麺が味噌汁を吸ってドブドブになるので、
食べるタイミングが大事。
まあ、その食感が好きって人もいますけどね。
見目が気持ち悪くて、なんか嫌。
そうそう、冷そうめんに果物が入ってたりするでしょう?
あれ、彩りを良くする為に入れるのですけど、
普通はみかんとかサクランボを入れる所が多いとか。
鹿児島ではそれに加えてスイカを入れたりします。
考えてみたら、なぜわざわざスイカを?
…………白くまのイメージからかしら??
2021年06月28日
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