2022年05月20日

沈没するタイタニック

■「サムスンは危機」 社員たちの警告
  (朝鮮日報)

引用元
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/04/29/2022042980040.html

中々に興味深い朝鮮日報のコラムより。
株価がダダ下がりしているサムソンですが、

「沈没するタイタニック」と表現する社員もいる(同)

とのことで、分かり易い例えっすね。
最初はじわじわ、そして最後はドスンと解体沈没、か。
その内部からの不満というのが↓

役員のスピード争いと責任逃れ
短期成果のために未来を捨ててオールイン
いくら良いアイデアでも時間がかかると突き放される

うん?
何だ「なぜ韓国はノーベル賞が取れないのか」という
長年の答え合わせが出来てるじゃない。
要は「短期成果のために未来を捨ててる」せいですよ。
だって研究費の不足だけが原因なら、
日本だけじゃなく世界中の科学者がそうでしょうし。

研究者っていうのはさ。
何よりもまず「真理の探究」が情熱の原動力であり、
それを追い求め続けてたらノーベル賞に行き着いた、
そういうものだと思うのよ。
「金金金、そして名誉」では絶対に到達出来ない域。
冗談抜きにノーベル賞が欲しいなら、
まずはイグノーベル賞からチャレンジすればいいと思う。

そういえば歩留まりが改善されずに、
結局台湾に抜かれてしまったようですが……
多分、あれこれ内部でアイデアは出てたのでしょう。
でも結果が出るのに費用と時間がかかるのは却下され、
まさしく「短期成果のために未来を捨てて」しまった。

日本は同調圧力の国だと言われたりしますけど、
「突き抜けて変な人」「何かに一心不乱な人」とかは
放置、というか自由に放っていく感じ。
中国は何事にも気が長いしw
日中というのは比較的その辺が大らかな気がしますが、
その間に挟まった国がバリバリ精神満載なのは、
ちょっと不思議な話ですね。


posted by にょん at 23:45| Comment(0) | 日韓問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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