2022年12月25日

強かな民意

■「安保3文書」決定は台湾有事を煽る外交敗北だ
  (東洋経済ONLIN)

引用元
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa82e9b3538ed7094729cebedaafa175064606c?page=1

中国脅威を煽って対中軍事力強化の弁解をすること
ではない。中国敵視をやめて、停止状態にある
日中首脳交流を再開して信頼醸成を図ることが求め
られる。
(同)

    ――――――――――――

「アメリカにとり台湾と日本は対中抑止カードに
すぎない」
(同)

これは真実ですよね。
もっと正確にいうと利用しやすい「手駒」かな。
しかしもっと深刻な真実は「台湾・尖閣を取られる
と日本のシーレーンが崩壊する」ということです。
「台湾有事に関わるな」という人達は、
中国が尖閣を取り、その先に人工要塞を作っても
平気でいられるのでしょうか?
海路を塞がれてしまう重要性については?
日本はアメリカの思惑とは別に、
自国を守らねばならない「当事者」なんですよ。

こういう記事で必ず書かれる、
「日本が中国脅威を煽ってる」って何のこと?
先に漁場に武装船を送り込んで、
追い回し威嚇しているのは中国の方なんですが?
ミサイル撃ちこんでるのは一体どちらの国?
日本のいったいどこに脅威があるのよ。
詭弁もいい加減にしましょうね。
「中国敵視をやめろ」というのならば、
それらの行為を止めればしなくて済む話でしょ。

一応書いておくと、
日本人は古代中国史を愛してやまない民族だし、
隣人に同僚に、中国人とは関わりが深いよね。
個人的には凄い勉強家な人が多いと思う。
政治体制が嫌いなだけであって、
「国」そのものが嫌いなわけではないから、
戦争なんて絶対にしたくない。
それだけは確か。
しかし、座して侵略を受け入れるつもりもない。
それもまた強かな民意。

日本人は「有事になっても戦わない」という
答えが国別で一番多かったそうだ。
まー正直なところ……
その場になったら分からないと思うけどね。
だってこの国の歴史の大部分(江戸時代を除き)
ほとんど紛争中だったわけで、
根っこが戦闘民族なのは間違いないからなー。

ところで記事では「首脳交流を再開して信頼
醸成を図れ」とありますが、
今の中国政府と首脳交流で何が変わりますか?
時勢から考えて(おまけに岸田政権ですし…)
変わるどころか悪化するだけでしょう。
そういえばリン外相が中国訪問を断られたとか。
現状から考えて当たり前ですな。
……何をしに行く気だったのでしょうかね。



posted by にょん at 01:37| Comment(0) | 日中問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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