2023年02月24日

ロシアという国家

■ウクライナ戦争1年、西側メディアが伝えない
「それでもロシアが戦争をやめない訳」

   (ニューズウイーク)

引用元
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c3c3e2a26ecd945d6ce4cd25312dff16f9f714e

ロシア人は集団主義的な国民であり、
ロシア人の未来を明るくできるのは個人よりも
国家だと考えられている
(同)

    ――――――――――

実に興味深い記事でした。
「ロシア人は国家を守るためなら、兵士の命を
完全に使い捨てにする底なしの能力がある」
流石、畑で兵士が採れる国は覚悟が違う。
ロシアでの戦死は「勇気と信念の証し」だそう。
「強く特別なロシア国家の存続はウクライナへの
完全な勝利に懸かっている」とするなら、
この侵略戦争はどこまでも終わらないことになる。

ロシア国民のプーチン氏への熱狂的な支持は
こういう愛国精神と自らのアイデンティティに
支えられているわけだ。
知れば知るほど、ロシアとの関係も含めて
ウクライナの歴史は複雑で理解が難しいけど、
ただプーチン氏が「ナチスだ」と批判したり、
「二国は同じ民族」と言ったりする背景が、
何となくわかってはきた。
(それでも「侵略戦争」に変わりはない)

それにしてもホロドモール(スターリン飢饉)
すらロシアは歴史教育から削除したのか。
あの胸糞悪いジェノサイドを知らずに育てば
イワン雷帝とスターリンの銅像を建てようと
いう考え方に至るのだろう。
ちなみにソ連は1980年代までこの大虐殺を
否定していたが、大量死を認めた後も
「ウクライナだけでなくロシアにも被害が
あったから」という理由で、
ホロドモールではないと否定している。

プーチンは「ロシアの歴史にロシア人が恥ず
べき点はない。誰もわれわれに罪悪感を
持たせることは許されない」と述べた
(同)

民族主義とはかくも苛烈なものなのか。
戦後の日本人とは実に真逆のメンタルよ。
しかし結局、プーチン氏は「スターリンに
なりたいだけの人」にしか見えないし、
スターリンの小粒版というところだろう。
(スターリンが酷過ぎてアレなせいもある)
まあ、銅像は建つでしょ、多分。



posted by にょん at 23:39| Comment(0) | 海外の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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