2023年07月31日

漫画とウェブトゥーンの違い

最近「ウェブトゥーンは世界から日本の
漫画を駆逐した!!」なんていう記事を
あんんまり見かけなくなりましたねェ。
一時期、破竹の勢いでしたけど。

まあ、本当に駆逐したのなら、
世界中で独自のムーブが起こりまくりの
はず…ですが、いまだジャパンフェスタに
もぐり込んでるくらいなので、
覇者への道程はまだまだ遠そうです。

もしウェブトゥーンが日本の漫画を蹴落とし
たいならどうすればいいか。
逆説的に考えてみました。
アナログとデジタルという違いだけでなく、
この二つがもっと決定的に違うのは、
「二次創作」という「深み」の部分が
あるかないかだと思うのですよ。

ウェブトーンは作者→読者が
ただストレートに繋がっていますが、
漫画は作者→読者→二次創作(同人)
→読者→描き手(作者)と、間に大きな
ぶ厚い層が挟まっているわけで、
つまり一つの大きな輪っかなんです。
コミケを見れば分かる通り、
これは紙媒体だったからこそ出来たこと。

この層が漫画に深みをもたらしているなら、
韓国に同人文化というものがガッツリ
根付いた時こそ、ウェブトゥーンは漫画と
肩を並べられるんじゃないかと思いますね。
これこそが本当の多様性というものでは?

ただ問題は、まさしく個人趣味の域である
「同人文化」は、パリパリ精神と拝金主義、
この二つと相いれないものだってことですね。
「お金にはならないけど、描きたいから描く」
「他人に伝えたいものがあるから只管描く」
これが理解出来ないうちは無理かもだなぁ……



posted by にょん at 06:01| Comment(0) | 日韓問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください