2024年05月22日

一般人がサイマーと関わるには

「サイマー」とは何か?

債務者・借金まみれの人を指すネットスラングです。

・多重債務になってもどこ吹く風
・グダグダ言い訳して絶対に返さない
・お金を借りるためなら平気で嘘をつく
・他人を自分のATMぐらいに思ってる

要は人間のクズですね、フンッ。

ネット相談でも「友人知人にお金を貸したが、
催促しても返してくれない」は実に多い悩み事です。

これに対し「勉強代だと思って諦める」「縁切れば?」
という回答が多いけど、簡単に出来るなら苦労しない。

ましてや人間のクズでも相手が身内となると……
血縁関係のしがらみは泥沼に似ています。

これに悩んだことのない人はホント幸せ者ですよ。

私に関して言えば、これまでに二人関わっています。

一人は背負いこんだ相手の借金を完済して決別、
今一人は現在進行形で関り中。

関わった中で一番辛かったのは、「もしかしたら返して
もらえるかも」と期待して裏切られることでした。

サイマーっていうのはね、返したら返した以上に貸すのが
当然と考える人種なんです。

普通の人間の思考回路じゃない。

私が「サイマーは不治の病なんだ」と認識したのは、
その一人から「借金をチャラにしたら不安だから」と
言われた時です。

こりゃ駄目だと心底思いましたよ。

特に身内が返済するのが一番最悪のパターンでしょう。

うちの両親がまさにコレで、
「世間様に迷惑をかけてはいけない」と。

そのせいで亡くなった時はスッカラカンになっていました。

サイマーと関わると周囲の心も懐も壊れてしまうのです。

私がそこから学んだことはただひとつ。

昔からの教えにもありますよね。

「人に貸す時にはあげるつもりで出しなさい」と。

「貸す」と思うから期待する。
期待するから裏切られる。
ならば最初から期待しない方法を取る。

「貸し借り」にはどうしても甲乙関係が生じますが、
「あげる」という行為は主体的なもの。

つまりはボランティアによる寄付であり、施しであり、
「自分が納得する範囲」で出すお金です。

10円だろうと1000万だろうと納得すれば同じこと。

だって寄付ですから!(・∀・)
少ないのだの足りないだの言われる筋合いないよね。

そう考えたら心の重石もちょっと軽くなりませんか。

サイマーは人の道徳心や罪悪感に付け入ります。

それを撥ね退けるのは想像以上に大変なこと。

でもサイマーは絶対に、絶対に変わりません。

変われるのは自分の心持ちだけなのです。

そうやってサイマーとの心理的距離を取り、
自分の心の安寧を得る……

これ、すごく大事なことだと思います。







posted by にょん at 06:20| Comment(1) | 日本の問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
サイマーかなるほど
私も同じような経験があり
そのように思うようなりました。
相手は変わらない 私は変われる
罪の意識の無い悪人程タチの悪い
モンはないな〜。
Posted by アフロマニア at 2024年05月22日 19:49
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