2024年10月04日

AIクローンの人権問題

BBC記者、自分のAIクローン作りオンライン会議に……
同僚はだまされるのか

    (BBC)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cy80d60eez9o
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これは実に興味深い実験です。

今の段階ではまだ、一対一だとそこまでではない違和感が、

大勢のミーティングだと対比で露呈しちゃう感じですかね。

AIには人間の無意識による体のブレや、

ストレスを避けるための笑顔やジェスチャーが全然見られず、

瞼だけ規則的に動かしてるので余計に目立っちゃう。

でも顔だけ、短時間だけなら騙されるかも。

それにすぐでも新技術が追いつくのは目に見えてるしね。

実際、すでに香港の企業でクローン詐欺被害が出てるらしい。

画面の向こうにいるのが本人かどうか確認するには、

「人間である」ことの証明をその都度するしかないのでしょうが……

何をやってもイタチごっこの未来しか見えない気がするなぁ。

「自分の代わりにAIクローンが会議に出席してくれる未来は楽しみなはず」

うーーーーん……どうだろう。

むしろ混乱を招くだけな気がするけど。

そこまで自我が発達したなら、一個の独立した人格扱いにすべきでは?

私はAIクローンといえども別人格で、代理人であっても本人ではないから、

当然だけど義務と権利と責任が発生すると思うんだ。

では、それを持つべき存在はどちらなのか。

赤ん坊のように作られたAIクローン?

生み出した側の人間??

すると結局「人口生命体に人権はあるのか」という命題に辿り着くわけで、

そこがあやふやなまま技術だけが先行するのは怖いよね。


posted by にょん at 00:54| Comment(0) | 海外の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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