■「国のために戦いますか?」日本人の「はい」率は世界最低13%…
50歳以上の国防意識ガタ落ちの意外な理由
(プレジデントオンライン)
https://president.jp/articles/-/58391?page=1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「戦争になったら戦うか」の問いに群を抜いて…というか最低値だったのが日本です。
ほとんどの国は30%↑ですから、13%という数値は異常に低い。
簡単にいうと戦争が起こったら9割近くは逃げるか降伏すると読み取れる。
ちなみに周辺国では中国は88%、韓国67%、ロシア68%と実に好戦的。
やっぱり日本人はヘタレで国防意識が低いのだ……と言いたいところですが、
ちょっとこれには注釈をつけたい点があります。
防衛省のデータなんですが、「日本が侵略されたらどうするか」の答え。
(https://www.mod.go.jp/gsdf/eae/1d/activity/sonota/sikizi.pdf)
自衛隊に志願する 4.7%
何らかの方法で自衛隊を支援する 51.1%
武力によらない抵抗をする 17%
つまり7割弱の人々が、その場に留まり何らかの抵抗をすると答えているわけです。
これは日本に徴兵制度がなく、島国であることが関係していると思います。
陸続きの国と違って、逃げ場ないですからね……
国境線を破って隣国に逃れると言う選択肢がそもそも無い。
そして銃を見たことも触ったこともない一般人がほとんどなわけで。
しかし敵が攻め込んできて自分達の身に命の危機が迫ったらどうする?
その答えが「国のために戦う」決意表明は僅か13%でも、
「その場に留まり何らかの支援をする」72%という答えに繋がっているんですね。
「最前線で戦う兵士だけでは戦争には勝てない」のを皆知っている。
現実にウクライナがそれを体現してますし。
私はこの結果を見て、実に日本人的な答えだと感じましたよ。
本音と建前っていうか、二面性ですね。
正直、日本人の怖さと言うか不可解な面がよく表れてるなぁと。
第二次の時がまさにそうだったでしょう?
特攻することもそうだし、玉砕覚悟の徹底抗戦もそうだし。
内側に眠ってる狂気は、その時がこないと発動しない。
無暗に戦場に突っ込んでいくだけが戦争じゃありませんから。
よくある他国への好悪の調査もそうですが、日本の場合「好き・嫌い」ではなく「どちらかと言えば好き・嫌い」の割合が高くなります
よく言われるはっきり白黒をつける事を嫌う、という性格の表れかもしれません
そういった要素を考慮せず、単純に数字を比較しても全く意味はないですし、ましてや多くのマスコミがやっている様に、そこから恣意的に数字を引き出すなど論外です
同じ様に、貴方は国の危機に戦いますか?と聞かれたら、大半の日本人は国や家族などへの思いとは別に、「私は戦います」などとは恥ずかしくて言えない人が多いのではないでしょうか?
まだ三択から選ぶなら兎も角、そう書いたり言ったりはかなりハードルが高い気がします
何より「戦う」などと答えた連中のうちどれだけが実際に戦うのか、私は疑問だと思います
大体簡単にこんな発言をできる人間ほど信用できない場合も多いです
実際の姿は災害時のふるまいなどが一番参考になると思います
自分も危ない中家族や周囲の人を助ける姿や踏み止まって最後まで職務を遂行する人、困窮時にお互い並んで支援を受ける姿もそうです
こういった姿こそ困難な時に自分の為だけではない行動ができるという証明であり、困難時に自分が一番の人が国や民族の危機に立ち上がれるはずがないと思います
まぁ日本もいつまでそういった気風が残せるか、最近は非常に不安でもありますが
あと、戦争に対して、武器や戦闘ということとの距離は確かに大きいと思います
実際戦闘が始まったら何が出来るか?これに答えられる人は殆どいないと思います
またこれは実は多くの国で同じだと思います
それ故に、やたら威勢の良い人が多い国の実態が余計に信じられない面でもあります
実際何が出来るのか?を何も考えずに、俺も戦う~と喚いてしまう、正直信用だけでなく知性の面を疑うレベルです
あと、戦争は古代から調略謀略が重要であり、勝敗は戦術ではなく戦略で決まるものです
普段から防衛についてもっと議論し何より備えるべきで、国家の最初で土台である意義は国民の安寧です、そこがしっかりと守られる日本であり続ける事を祈っています