2025年03月17日

夏の夜と死の概念

手遅れになる前に死にたい─
「安楽死先進国」のオランダで、
「死の日取り決め」に急ぐ認知症患者たち

   (クーリエジャパン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e36ce66ef086e21aa669dfcd281a398cd59c213f
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死は涼しい夜
生は蒸し暑い夏の夜
早や黄昏て私は眠い
昼間の疲れは私に重い


と詩に書いたのはハイネだったかな。
昔、三原順さんの漫画で知ったよ。
漫画の中でこの詩は「死への渇望」だと言われてた。
若い頃はピンとこなかったけど、
年齢を重ねた今なら分かり過ぎるほど分かる気がする。
だって本当に「昼間の疲れは私に重い」から。

そっか、例え法で認められていても医者の方が拒否するのか。
医者だって一介の人間だもの。
例え本人が望んだとしても実行するのには普通に勇気がいるでしょう。
患者が認知症ならばなおのこと。
正直、望んだことすら忘れている可能性超絶大。
「施している最中に患者が目覚めて抵抗する」のは、
人間の生存本能ってやつが理性を上回るからなんだろうね。

自分で死ぬ日を決める必要があるのは、
幸福なのか不幸なのかーーー意見の分かれるとこころですな。
私は「死の日取り決め」というのは悪くない考えだと思うけども。
ちょっとドライ的過ぎる?
でも「死の概念」はシステマティックくらいで丁度いい気がするのよ。
暑苦しい夏の夜が終わると思えばロマンチックですらあるでしょ。

まあ、人間は最後まで足掻いて生きるべきだという人もいるだろうし、
そこは個人個人で最終的に判断するしかないだろうね。
ただ日本でも早急に安楽死制度は認めて欲しいなぁ……
本当にそれが必要な人達がいるわけだから。

※いつも拍手とコメントありがとうございます。
※角刈り様、匿名様へ<続きより返信ありです(^_-)-☆


<角刈り様

ああっ、耳が痛いwww
ワタクシもその日暮らしの人間なので申し訳ないですぅ(汗
まあ、借金がないだけマシと思っておりますよ。
「ケーキが切れない」というのは非行少年の漫画のやつですね。
非行少年にはケーキを三等分出来ない者が多い…だったかな。
認知能力の歪みが犯罪と関連しているとは何とも興味深い話です。

<匿名様

加えて昔は低学歴でも受け皿がちゃんとありましたからねェ。
社会全体できちんと若者を一人前に育てるみたいな。
それで家族経営が成り立っていましたもの。
そういった機能を竹中がぶち壊したわけですが(--〆)
本当に派遣制度って糞だったとしみじみ思います。





posted by にょん at 23:52| Comment(0) | 日本の問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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